修論・卒論リスト(2019年度)

今年度は、修士10名(ラボ10期生)、学士10名(ゼミ3期生)のラボ/ゼミ生を送り出しました。
以下は、今年の修論・卒論研究の概要書です。

修士論文(大学院政治学研究科ジャーナリズムコース)

「それはeスポーツじゃない」―ストリーミングメディアに見るマチズモ、アスレティシズム、エンジョイメントの競演(第10回デジタルゲーム学会 学生奨励賞 受賞)

うつ病に関する日本全国紙報道のフレーム分析 ―朝日新聞と読売新聞を対象に

科学技術のガバナンスを主導するのは誰か? ―国会会議録と新聞報道における相互作用の分析

日本における安楽死に関する新聞報道の内容分析

A Comparative Frame Analysis of Chinese, Japanese and English News Articles on Traditional Chinese Medicine

日本におけるハッシュタグ・フェミニズム運動についての 内容分析――#KuToo 運動を事例として

主流ソーシャルQ&Aサイトにおける萌芽的技術に関する世論の考察と比較〜「ヒトゲノム編集」を例に

Twitterデータに基づく福島におけるスティグマの考察

「原発避難いじめ」事件における責任所 在の社会的構築

「ファーウェイ」に関する日中米新聞紙報道の内容分析

学士論文(政治経済学部)

Twitterの「美容系アカウント」は「草の根」運動の先導者か

日本におけるHPVワクチン議論の論点と議論参加者の特性〜誰がどのようにHPVワクチンに関して議論するのか

「『見てもいないイベント』を消費するイベント」から考察する現代日本におけるメディアシニシズム〜「24時間テレビ」を題材に

日本国内のメディアと外国人労働者受け入れに対する意識の関係〜改正出入国管理法案の可決後の動向

ライブイベントにおける「コール」にみられる規律形成過程

2019年参院選におけるTwitterでのハッシュタグ使用にみる日本の政治的分断と対話

メディア報道がインターネット上のヘイトスピーチに及ぼす影響について〜外国人犯罪報道において、外国人であることの強調がネット上でヘイトスピーチを引き起こすのか

日本のスポーツメディア表象における人種表現〜ハーフアスリートへの言説から

新聞における人工知能の倫理・法・社会的問題の語られ方〜トピックモデリングによる潜在的トピック分類

SNSにおける、「お弁当」というメディアの変容

指導教員としての振り返り

今年の学部ゼミ生のサバイバルレートは75%とまずまずでした。そして研究テーマの点でも多様になってきたばかりでなく、先輩が重ねてきた研究手法を後輩が発展させる、といった傾向も見えてきて嬉しい限りです。

あえて私の専門に近いテーマ(◆)を選ぶ学生はやはりアドバンテージがあるようですが、それ以外の学生の研究も十二分に面白く、毎回のゼミ/ラボの議論は盛りあがりましたね。

次の世代にも期待しています!

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